Statement

Born in 1976 in Osaka, Yamagami has exhibited his artworks at many museums in Japan. He also worked on scenic art of stage performances“Noh Play” as a collaboration with Noh Players.

Yamagami’s work is based on his original technique “Canvas-Projection”, which enables to capture scenes and light changing moment by moment, by superimposing a projected image from single viewpoint on his monochrome pencil drawing of the same landscape.

“Shinjuku Calling”, for which Yamagami went to a street corner in Shinjuku for many times, is an artwork of urban image of Tokyo. In this work, people can find his delicate pencil works as well as passengers, traffics and changing colors of the sky.

時間とともに移ろい過ぎ去っていく目の前の風景を写真やビデオでスケッチしてみると、普段見落としていた景色と出会います。これは非現実的な一コマではなく、紛れもなく現実の風景です。カメラでサンプリングされた景色には、はじまりと終わりは無く、脚本やストーリーもありません。そこにあるのは、ある瞬間に訪れた風景の断片だけなのです。その断片を重ね、混ぜ合わせ、再び繋がった景色は、鑑賞時に記憶や想像の追記がされ、ひとつの風景画へと、完成していくのです。

僕は鉛筆や墨、アクリルなどで描画したモノクロームの絵画にレイヤーを重ねるように、プロジェクターによって同一視点の映像を投影した「キャンバスプロジェクション」という独自の手法で作品制作をしています。それは鉛筆や絵具でビルや道路など常にそこにあるものを描き、プロジェクターの映像で、人や色や光など時間による移ろいを描く、というものです。風景は時間と共に表情を変えていきます。その時間と共に移りゆくものを1枚の絵画で表現することは不可能です。しかしプロジェクションを使用すれば絵画に時間や動きや光そのものを描画することが出来るのです。映像は僕にとっては絵具と同じものなのです。